輪島市役所の玄関ロビーに日本庭園風の正月飾りが設置されています。
心が穏やかになる素晴らしい作品ですが、気になるのは市長が書かれた「無功徳」の言葉の意味です。
調べたところ「無功徳(むくどく)」とは禅宗の祖、達磨大師と中国・梁の武帝の問答
の時の達磨の返答の言葉からであり、例え善事善行をなそうとも、あれもした、これもしてやったと果報を求めたり、見返りを求めて行う打算的善行は真の善行ではないという諭し。
つまり信心、信仰はご利益を求めて行うものでなく、喜捨奉納も功徳を求めて施すもの
ではない、と言う意味だそうです。
参考:禅語に親しむ http://www.jyofukuji.com/10zengo/2002/11.htm