輪島たいむす

石川県輪島市の情報をゆる~く紹介していきます

「白米千枚田」の田植えが行われました

「中日新聞」HPより

白米千枚田 伝統の水苗代 愛耕会農家ら

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輪島市の国指定名勝「白米千枚田」で六日、田を管理する地元の「白米千枚田愛耕(あいこう)会」の農家らが、苗代田で育てた苗を田に植え替える伝統農法「水苗代(みずなわしろ)」の作業をした。
メンバーら十人と作業をした堂前助之新代表は「日本の農業の原点はここにあるとの思いで、これからも棚田を守っていきたい」と話した。
水苗代は、プラスチックの箱や枠で育苗することなく、田に直接種をまいて苗を育てる農法。苗を抜き取る手間がかかる一方、品質の良い苗が育つという。会が二〇一四年からこの時期に棚田で行っている。
この日は、メンバーらが千枚田の中にある二十平方メートルの苗代田から、苗を次々と抜き取った。
竹かごに入れて近くの棚田十二枚(七百平方メートル)まで運び、わらで束ねて手作業で植えていった。
メンバーの堂下真紀子さんは「水苗代は手間がかかるが、その分収穫が楽しみです」と笑顔を見せた。

「石川テレビ 県内ニュース」HPより

www.ishikawa-tv.com

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石川県輪島市の千枚田で、伝統的な農法で育てた苗による田植えがありました。
田植えの日を迎えた6日、本来ならクルーズ船の客が参加予定でしたが、新型コロナウイルスの影響で入港が中止となり、地元ボランティアだけでの田植えとなりました。
稲刈りは9月の予定で、この田んぼで収穫されたコメを使っておにぎりを作り、他の千枚田の稲刈りの際に提供されるという事です。

「白米千枚田」Facebookより

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今日は、伝統的農法である「水苗代」といって、千枚田の田んぼで育てた苗を、愛耕会の方々が植えています。
農機具もずいぶん古そうですが、昔の人たちは、こんな風にしていたのですね。

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田植えのあとは、みんなで、「ホウバ飯」を食べます。
これも、昔からの風習らしく、田植え後のねぎらいの意味があるそうです。

shikitari.net

白米千枚田

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senmaida.wajima-kankou.jp

白米千枚田(しろよねせんまいだ)は石川県輪島市白米町にある棚田です。
日本海に面して、小さな田が重なり海岸まで続く絶景は、日本の棚田百選、国指定文化財名勝に指定され、奥能登を代表する観光スポットとして親しまれています。
水田一面あたりの面積は約18平方メートルと狭小で約4ヘクタールの範囲に1004枚の典型的な棚田風景が展開し、古くより「田植えしたのが九百九十九枚あとの一枚蓑の下」「越中富山は田どころなれど能登は一枚千枚田」等の古謡が唄い継がれています。