「NHK NEWS WEB」HPより（※リンク先に動画あり）
基幹産業の漁業を支援しようと、輪島市で、新型コロナウイルスの影響で需要が減少している海産物を市の職員が購入する取り組みが行われました。
輪島市の職員が地元の漁協から購入したのは、いずれも冷凍品で、天然フグの切り身やワカメの塩づけ、アカモクの切り身の３種類です。
２日、漁協から商品が市役所に運ばれ、注文していた職員のもとに届けられました。
この取り組みは、新型コロナウイルスの影響で飲食店が扱う海産物の需要が減少し、漁協の在庫が増えていることから、漁業者を支援しようと行われました。
漁協によりますと、在庫のうちとくにフグの商品が積み上がり、通常より３倍近くの２８トンが出荷を待っている状態だということです。
この取り組みは、２日と３日の２日間行われ、市役所などで働く１００人以上の職員が、３つの商品であわせておよそ１６０キロを購入し、中には１人で５キロを買い求める職員もいるということです。
輪島市水産振興室の表勝政・次長は「私たちが購入したのは多くはありませんが、少しでも漁師や漁協を支援できればと思います」と話していました。
