輪島たいむす

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輪島高校の生徒の皆さんが半年をかけて輪島塗の制作を学んでいます

「中日新聞」HPより

www.chunichi.co.jp

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輪島高校の二年生十人が、輪島塗の制作に半年かけて取り組んでいく。
若手の職人不足が大きな問題の一つとなっている輪島塗業界。
職人の技と制作現場を自ら見学・体験することで、地元の伝統工芸の世界に目を向けてもらおうと、漆器製造販売を担う塗師(ぬし)屋や職人ら三十、四十代の若手八人でつくる輪島漆器青年会が、今年始めて企画した。(森本尚平)

同校美術部員らが挑戦。来年二月ごろまで、下地や上塗りといった一つ一つの工程を職人の指導を受けながら汁わんを一人一つずつ作り上げていく。
初回の十八日は、志賀町の若手木地師、田中俊也さん(34)の工房で、ろくろを使って木地の表面や内側を削り仕上げていく「木地ひき」と呼ばれる工程の一部を見学した。
田中さんの補助を受けながら実際に削りも体験。父親が輪島塗の仕事をしているという二年の坂東菜津美さん(16)は「思ったより木地が軟らかくて加減が難しく、職人のすごさを実感した。日常生活で使えるようなわんを作っていきたい」と意気込む。

木地は難易度が高いため、田中さんが仕上げた木地を基にして、次回は九月ごろに下地の工程に取り組む。
青年会の大工(だいく)治彦さん(32)は「職人不足解消への第一歩。これから将来の選択をする高校生たちに少しでも興味を持ってもらい、職人の世界を選択肢の一つとしてほしい」と期待した。 

 

「石川県立輪島高等学校」HPより

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7月18日、輪島塗チーム10のメンバーが、志賀町の若手木地師・田中俊也さんの工房で、輪島塗の製造工程のひとつである「木地」のうち「木地挽き」の作業を体験しました。

生徒たちは自ら進んで携わろうとする積極性を見せ、真剣な面持ちで作業に取り組んでいました。
また、ひとつの「モノ」を作り上げるという過程にも興味を持ったようでした。

次回は、9月に工房長屋で「下地」の工程のひとつである「布着せ」を体験する予定です。