輪島たいむす

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450年超の歴史上初、新型コロナの影響で「海女漁」の漁期を1ヶ月半短縮

「石川テレビ 県内ニュース」HPより

www.ishikawa-tv.com

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素潜りでサザエやアワビを獲る石川県輪島市の海女漁が、新型コロナウイルスの影響による価格の低迷などで漁期を1カ月半短縮することが決まりました。

輪島市では7月1日におよそ180人の海女がアワビやサザエを獲る素潜り漁が解禁されました。
例年、漁期は今月1日から9月末です。

しかし、今年は新型コロナウイルスの影響でサザエの価格が例年の3分の2程度と低迷しています。
さらに、年々漁獲量が減って資源の枯渇が心配されていることから、8月12日で漁を切り上げることになりました。

組合によりますと、漁期の短縮は450年以上続く海女の歴史始まって以来の出来事だということです。

重要無形民俗文化財『輪島の海女漁の技術』

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www.city.wajima.ishikawa.jp

本件は、石川県輪島市に伝承される、女性たちの素潜りによる漁撈の技術である。
岩礁のある沿岸を主たる漁場とし、貝藻類等を対象に、息をこらえて潜水し、その身一つと簡易な道具によって、伝統的な採取活動を今日に伝えている。
同種の技術としては、昨年度指定された「鳥羽・志摩の海女漁の技術」に続き2件目で、従事者数では全国で2番目(約200人)となる。
技術の特色としては、身体能力に個々の差異はあるにせよ、様々な漁獲物の採取方法や自然環境の認知の仕方等、常に集団を基本に継承している点にある。
また、それらに伴う周辺習俗もよく残しており、我が国の海女漁を理解する上で重要である。

www.ikwajimagyokyo.jp