輪島たいむす

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強い日差しの下で輪島塗に使う漆を精製する「天日黒目漆」の作業が行われています

「YAHOO!ニュース(MRO北陸放送)」HPより(※リンク先に動画あり)

news.yahoo.co.jp

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強い日差しの下で輪島塗に使う漆を精製する「天日黒目漆」づくりが4日、石川県輪島市ではじまりました。

輪島市の「大徹八井漆器工房」で始まった「天日黒目」づくり。
30度を超える夏の強い日差しの下で生漆を何度もかき混ぜながら水分を飛ばし、輪島塗の仕上げの工程で使う上塗り用の漆を精製するための作業で、市の無形文化財にも指定されています。

職人たちが2時間半ほど交代でかき混ぜると、最初は乳白色だった漆が美しい飴色に変わりました。

大徹八井漆器工房 八井 汎親 会長
「去年と比べて10日遅れですからどうなるんかな?やめた方がいいんかな、とえらい悩みましたね。でも、きょうは素晴らしいお天気で、大変嬉しいなと思っております」

今年は新型コロナウイルスの影響で、工芸品の需要が伸びず精製する漆の量は例年より少ないということですが、八井さんは昔ながらの伝統を守りながら輪島塗を作っていきたいと話していました。

「天日黒目漆」づくりは5日まで行われ、1年間に使用する10キロの漆が精製されます。

大徹八井漆器工房

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w2232.nsk.ne.jp

大徹は輪島で唯一日本の東北で採れる漆を天日黒目と言う昔ながらの方法で漆を精製して輪島塗を造っている工房です。