輪島たいむす

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若手漆芸家さんが輪島漆芸美術館に「チャレンジショップ」を開設しました o(`・ω・´)o

「北國新聞」HPより

www.hokkoku.co.jp

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輪島市の県輪島漆芸美術館は8月1日、若手漆芸家の作品を試験販売する「チャレンジショップ」を館内に開設する。
作品に対する消費者の反応や意見に触れ、個性あふれるものづくりに役立ててもらうのが狙い。
関係者によると、若手の作品を試験販売するのは全国の美術館で珍しく、効果的なマーケティング活動で次代を担う若手漆芸家の制作活動を応援していく。

チャレンジショップは正面入り口付近のミュージアムショップの一角に開設される。
出品できるのは、県立輪島漆芸技術研修所の卒業生で、県内で漆芸家として活動する50歳以下か、研修所を卒業して20年以内の人が対象となる。
1区画45センチ四方で、原則半年間、作品を試験販売する。

第1弾は、2016年に研修所の●漆(きゅうしつ)科を卒業した横山美穂さん(36)=兵庫県出身=と寺口一代さん(31)=愛知県出身=、17年に蒔絵科を卒業した松田真希さん(31)=横浜市出身=が出品。
横山さんは乾漆で作ったピアスやイヤリングなど9点、寺口さんは漆や木、麻、和紙などを生かした箸やアクセサリー4種類、松田さんは蒔絵を施した誕生月のネックレス12点を販売する。

4月に館長に就いた●漆(きゅうしつ)人間国宝の小森邦衞氏(本名・邦博氏)が輪島漆芸技術研修所長も兼務しており、研修所を卒業した若手漆芸家の制作活動を後押しし、若手の育成を進めようと、チャレンジショップを企画した。
今後は若手から募集し、スペースの拡充も図っていく。

関係者によると、若手はどんなに優れた作品を作っても販路が少なく、売り方を知らないケースも多い。3人は「製品を作っても、どこでどう売るかを1人でやるのは難しく、美術館のショップに置かせてもらえるのはありがたい」などと感謝した。

小森館長は「研修所の卒業生をどう育てていくかが大事。景気の良かった時代と違い、漆で食べていくのは厳しい中で輪島漆器商工業協同組合と共存しながら、美術館として若手漆芸家の個性あふれるものづくりを応援したい」と話した。

●は髪の友が休

 

「石川県輪島漆芸美術館」Facebookより

www.facebook.com

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【若手漆芸家「チャレンジショップ」オープン!】
当館では、石川県立輪島漆芸技術研修所で漆工芸を学び、卒業後も石川県内で活動している若手漆芸家を応援しています。
その若手漆芸家の作品を販売する「チャレンジショップ」が本日(2020.8.1)、当館ミュージアムショップ内にオープンしました。
伝統的な技を用いつつ、若い世代の個性豊かで感性あふれる作品が並んでいます。

またこの「チャレンジショップ」で販売する商品を引き続き募集しています。
詳しくは当館までお問い合わせください。

 

若手漆芸家の方の「チェレンジショップ」は美術館だけでなく、物を売る事の難しさや消費者の方の商品に対する生の評価を聞いて勉強する意味でも「輪島朝市」に定期的に出店してみたら面白そうだと思います。

石川県輪島漆芸美術館

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www.city.wajima.ishikawa.jp

世界で唯一の漆芸専門美術館
石川県輪島漆芸美術館は常時全室で漆芸品を展示している、世界で唯一の美術館です。
世界に誇る優れた漆文化の発信拠点として、1991(平成3)年に開館しました。
建物の外観は正倉院の校倉造をイメージした特徴的なデザインで、吹き抜けの広々とした館内ではそこかしこに漆を用いています。
そして漆器の製作工程や漆芸作家の作品世界を紹介するビデオを鑑賞したり、充実した漆芸・美術関連図書を自由に閲覧することができます。
展示では四季おりおりの展覧会のほか、日本を代表する漆器として知られる輪島塗の歴史と文化を常時ご紹介しています。
生活様式の変化により、昨今は人々の暮らしから漆器が離れつつありますが、当館ではより多くの方々に漆との感動的な出会い・ふれあいがあるよう、様々な取組みを行っています。