「北國新聞」HPより
輪島市の輪島キリコ会館で16日までに、館内にあるキリコ32基のうち、漆器製造販売の「輪島塗の稲忠」(同市)の稲垣民夫会長(72)が所有する大キリコ5基の搬出作業が始まった。
作業のため、市は23日までキリコ会館を休館とし、空いたスペースを体験コーナーなどに活用する。
搬出するのは江戸末期などに製作された高さ11~15メートルの5基で、残る27基は引き続き会館で展示される。
稲垣氏が運営していた旧キリコ会館で展示していたが、運営会社が2012年に経営破綻した。
市は15年に新しい会館をオープンし、大キリコを展示していた。
稲垣氏は市に大キリコの引き渡しなどを求めて訴訟を起こし、19年9月にキリコの所有権は稲垣氏にあり、21年2月末までに解体、搬出する際は市が費用を負担するなどの条件で和解した。
搬出費用は396万円に上る。
先日、キリコ会館へ行ってみると館内から搬出されたキリコが仮置きされていました。
歴史的価値のあるものだと思うので、今後も何らかの形で受け継がれればと願ってます。
輪島キリコ会館
キリコが勇烈にいざなう祭りの事始め。
漆黒の空にロマンが舞い、能登千年の灯がエネルギッシュにはじける
悠久の神話にあやかる能登人たち。
神輿をかつぎ、里山里海のめぐみを純心に祈る