「北國新聞」HPより
輪島市門前町黒島町の水産物加工会社「タマタニ」で18日、特産のトビウオの煮干し「とびがつお」作りが行われ、従業員10人が切り身を専用のかごに並べて乾燥させる作業に励んだ。
とびがつお作りは、トビウオの旬である5月下旬から7月上旬の間に行われる。
タマタニでは地元の鹿磯(かいそ)漁港直送のトビウオを使用。
内臓やうろこを取り除き、塩ゆでした後に24時間乾燥させる。あっさりとした上品な風味が特長で、9割が消費される地元ではそうめんのだしなどに使われているという。
板垣猛専務取締役(53)は「作る手間はかかるが、地元から愛される味を次代に残していきたい」と話した。