「北國新聞」HPより
生漆(きうるし)を夏の日差しにさらして精製する「天日黒目(てんぴぐろめ)」の作業が16日、輪島市横地町の大徹(だいてつ)八井(やつい)漆器工房で始まった。
強い日差しが照りつける中、職人は汗を拭いながら手作業でかき混ぜた。
作業は午前8時ごろから始まり、職人がおけに入れた乳白色の漆を「櫂(かい)」でかき混ぜ、光沢のある茶色に仕上げた。
輪島塗の仕上げで使う漆を精製するための作業で、市無形文化財に指定されている。
天日に当てた漆は強度や艶が増すとされ、今年は4日間で岩手県浄法寺(じょうほうじ)町産の漆14キロを精製する。
漆の精製は機械化が進むが、同工房では昔ながらの手作業を続けている。
八井汎親(ひろちか)会長(83)は「炎天下で大変な作業だが守り続けていく」と話した。
「YAHOO!ニュース(テレビ金沢)」HPより(リンク先に動画あり)
厳しい暑さの日に行われる漆の精製作業「天日黒目」が石川県輪島市内の漆器工房で始まった。
輪島の夏の風物詩にもなっている「天日黒目」。
生の漆に夏の暑い日差しをあてながらこげ茶色になるまでゆっくりとかき混ぜまることで、色艶のいい漆に仕上がるという。
ことしは4日間で14キロの漆を精製する予定で、出来上がった漆は半年ほど寝かせた後、古い漆と混ぜて上塗りに使われるという。
大徹八井漆器工房
大徹は輪島で唯一日本の東北で採れる漆を天日黒目と言う昔ながらの方法で漆を精製して輪島塗を造っている工房です。