「石川テレビ」HPより(リンク先に動画あり)
国の重要無形文化財にもなっている石川・輪島市の海女漁。
コロナ禍に加え、船の燃料価格が高騰するなど厳しい状況が続いています。こうした中、輪島市は海女漁が始まる7月から燃料代の一部を補助することにしました。
2018年に国の重要無形民俗文化財に指定された輪島の海女漁。
新型コロナの影響で主力のサザエやアワビの価格が低迷し、2020年は漁の期間を1カ月半残して切り上げるなど大きな影響を受けました。さらに今年は原油価格の高騰によって船の燃料価格が2年前に比べて1リットルあたり30円近く上昇。
7月1日の海女漁解禁を前に厳しい状況となっていました。こうしたことから、輪島市は8日発表した6月補正予算案で…。
坂口市長:
「魚価も変動する中で燃料費は高騰している、就業意欲も含めて漁業をしっかりしていただく支援になると思います。輪島市の主産業を支援していくことが必要だと考えての予算の計上としました」坂口市長はこのように述べ、県漁協輪島支所と門前支所に所属する漁船約650隻を対象に、燃料1リットルあたり10円を助成する方針を発表しました。
期間は海女の素潜り漁が始まる7月1日から12月末までの予定で、予算案は6月14日に開会する市議会に提出されます。