輪島たいむす

石川県輪島市の情報をゆる~く紹介していきます

門前町の吉田さん考案の「イノシシを安全に駆除する装置」が特許を取得しました (≧▽≦ノノ゙

「中日新聞」HPより

www.chunichi.co.jp

f:id:wajimatime:20210317174441p:plain

輪島市門前町和田の農業、吉田政一さん(74)がイノシシを安全に駆除する装置を製作し特許を取った。
鉄製や塩化ビニール製のパイプを組み合わせて電源とつなぎ、おりの中で感電させて駆除する。
地元の猟師が従来やっていた方法より効率が良いという。
金属製の箱おりの隙間からイノシシに接触するよう二メートルの鉄パイプを通し、おりに触れる場所は通電しにくい塩ビのパイプで保護し固定する。
電源はバイクや自動車などの持ち運べるバッテリーで、電圧を大きくできる装置インバーターを使い百ボルトで感電させる。
これまでは捕獲したイノシシが身動きできないように角材などをおりに差し込んで追い詰め、電気を流す棒を突き刺して駆除していた。
イノシシが動き回り、通電した棒がおりに当たるとショートするなど危険が多かった。
地元猟師のイノシシ駆除を手伝っている吉田さん。
暴れるイノシシに泥まみれにされ、どうにか安全に処理できないか考えていた。
昨年九月に「まさにひらめいた感じ」と装置の仕組みを思い付いた。
十月初旬、猟師から捕獲の知らせが入ると、その日の午前中に試作品を完成させた。
使ってみると効果は抜群だったという。
十月末に特許を出願し十二月十七日に登録された。
輪島市ではイノシシの捕獲数が増加傾向で、本年度では二月末までに三千頭を超えている。
吉田さんは「特許を取れて、いろんなチャレンジがまだまだできると思えた。獣害で苦労している地域は多いと思うので、広めていきたい」と話した。
いずれ販売する予定で、試用希望者には実演に応じる。
(問)吉田政一さん090(5688)0397

「特許情報プラットフォーム J-PlatPat」HPより

www.j-platpat.inpit.go.jp

【登録番号】実用新案登録第3230223号(U3230223)
【登録日】令和2年12月17日(2020.12.17)
【発行日】令和3年1月14日(2021.1.14)
【考案の名称】動物駆除装置
【実用新案権者】
【氏名又は名称】吉田 政一
【課題】作業者が安全に有害な動物を駆除できる動物駆除装置を提供する。
【解決手段】動物駆除装置1は、動物を収容できる大きさの捕獲用檻10と、捕獲用檻を貫通した状態で配置した、導電性を有する棒材202と、棒材に電流を流す電源装置220と、棒材と収容室との間に配置され、電源装置から流れた電流が当該棒材から捕獲用檻に流れないよう絶縁する絶縁部材204とを有する。
捕獲用檻は、金属製の檻である。
また、棒材は、捕獲用檻の金属製格子に挿通して配置され、捕獲用檻の底面から捕獲用檻に収容された動物と接触する高さに配置されている。

f:id:wajimatime:20210317175326p:plain

f:id:wajimatime:20210317175358p:plain