「北國新聞」HPより
2001年に廃止された輪島市三井町の旧のと鉄道能登三井駅にあった駅名標看板が7日、三井公民館の駐輪場に設置された。
町に列車が通っていた頃の記憶をとどめておいてほしいとの思いが込められている。駅名標は当時、駅のホーム内の2カ所にあった。
廃線後、一つは旧駅舎付近にそのまま残されており、もう一つは公民館に保管されていた。
小山栄館長(71)が廃線から20年の節目として設置を決めた。
縦161センチ、横150センチの看板は、雪に耐えられるよう、公民館の屋根付きの駐輪場内に取り付けられた。小山館長は「町が栄えたのは鉄道があったからだ。いつまでも忘れてほしくない」と話した。