「中日新聞」HPより
輪島市門前町南の旧阿岸公民館で、「昔の道具・農具の見学体験」があり、同市河原田小の一〜四年生十五人に阿岸公民館の森下善一館長（７２）がかつて地域で使われていた古道具を紹介した。
児童は、中に赤ちゃんを入れ農作業に連れていくのに使われたわら細工のつづらや、中におひつを入れてご飯を保温するわらびつなどを学んだ。
森下館長はわら製の長靴を手に「これは私も履いたことがない。明治や大正ごろには使われていた」と説明した。
臼と一緒に置かれたきねを重そうに持ったり、脱穀用の千歯こきを珍しげに眺めたりする児童もいて、三年生の沖崎達君（８つ）は「わらで縄を編む機械が面白い。こんな機械があるなんて知らなかった」。
森下館長は「今の生活の原点にはこういった道具があることや、昔の人の苦労を知ってほしい」と話した。
輪島市立河原田小学校
・ 進んで学習する子
・ 仲良く助け合う子
・ たくましく元気な子
知・徳・体 調和のとれた児童の育成を目指しています。
