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地域の子供達が「門前そば」を種まきから収穫まで体験する活動が始まりました

「北國新聞」HPより

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輪島市門前町の本郷里山保全会青年部が8月1日、地域の親子に特産「門前そば」の栽培を種まきから体験してもらう活動を始める。
次代を担う子どもらに栽培体験を通して、地産地消の意義や本郷の魅力を実感してもらうと共に、ふるさとの誇りや食文化継承の意識を育んでいく。

ソバの種まき体験は、今年2月に立ち上げた青年部が策定したSDGs(持続可能な開発目標)本郷版「HONGO2030」の第1弾。
「未来に種まき~子どもたちが伝える本郷の文化~」と銘打ち、本郷里山保全会や禅の里まちづくり協議会、地区の区長会、老人クラブなど、地域の全面協力を得て行われる。

門前町堀腰にある高野哲夫区長会長や脊戸新九郎老人クラブ会長の畑約1千平方メートルを「蕎麦(そば)農場」とし、地区の親子約20人にソバの種まきを体験してもらう。
その後、地区内の畑計4面でソバを栽培し、今秋に収穫体験も行い、実際に食べてもらう予定。来年3月に開催される「門前そばの市」での提供を目指す。

関係者によると、門前町では昭和60年代から、そば粉にジネンジョを練り込んだ「門前そば」が特産品として売り出された。
当時は、本郷地区でも焼畑農業としてソバの栽培をしていたが、生産農家は減り、今では数軒しかソバを栽培していない。

本郷里山保全会が2年前に発足し、「豊かな農地と田園風景を残そうプロジェクト」を進めてきた。
来年の總持寺開創700年に向け、全国からの来訪者にアピールする門前そばを地元で本格栽培しようとの話が持ち上がり、昨年末ごろからソバの種まき体験の準備を進めてきた。

本郷里山保全会の谷内寿治会長は「子どもたちが大きくなっても、地域に誇りを持てるようしていきたい」と話した。
青年部リーダーの金井慎吾さんは「地元にあるものを有効活用し、10年後につながるように頑張っていきたい」と意気込んだ。

 

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輪島市門前町の本郷里山保全会青年部の「未来に種まき~子どもたちが伝える本郷の文化~そばの種まき体験」(北國新聞社後援)は1日、同町堀腰の蕎麦(そば)農場で行われ、市内の親子25人がソバの種をまき、順調な生育を願った。

青年部員から教わりながら、畑約1千平方メートルに等間隔で種をまいた。
門前東小6年の細川暖さん(11)は「初めてで、作業が大変だった。自分で作ったソバはおいしいと思う」と収穫を楽しみにしていた。

同部は、地域の特産「門前そば」の栽培を、子どもらに体験してもらい、地産地消の意義や本郷の魅力を実感してもらう目的で初めて開催した。
10月には収穫体験も行う予定。