「石川テレビ(石川テレビニュース)」HPより
石川・能登地方の観光地への利便性を高めるため、輪島市門前町で工事が進められて来た国道249号線黒島道路が完成し、21日記念の式典が行われました。
式典には谷本知事や輪島市の梶市長など関係者およそ40人が参加し、完成を祝いました。
国道249号線「黒島道路」は門前町黒島地区の全長980メートルの道路で、大型バスなどが通行できるよう平成26年から拡張工事が進められていました。
黒島地区は古い街並みが残る海沿いの地域で総持寺など能登の観光地も近く、地元では道路の完成で地域の活性化に期待を寄せています。
「石川県」HPより
輪島市門前町黒島町地内は、能登で唯一となる重要伝統的建造物群保存地区に選定され、官民一体となって伝統的な町並み保全に取り組み、多くの観光客が散策する地区であるものの、歩道がないことに加え、急カーブで幅員が狭いため、観光バスなどの大型車が対向車線にはみ出すおそれがあるなど、安全性が十分に確保されていない状況であった。
このため、平成26年度より、歩道の新設と海側に道路を拡幅する整備に着手し、11月21日に完成供用することとなった。
このたびの完成により、地域の安全で安心な交通の確保はもとより、黒島地区伝統的建造物群保存地区へのアクセス性や観光客の回遊性が高まるとともに、總持寺祖院、琴ヶ浜泣き砂パークなどの門前エリアの観光地をはじめ、奥能登地域の観光地を周遊する道路として、その機能がより一層強化されることとなる。