「中日新聞」HPより
輪島市里町の長栄寺で観葉植物の一種、ユッカランがたくさんの白い花を咲かせている。
寺の泉口明子さん(58)は「物心ついた五十年以上前から植わっていたけれど、花が咲いたのは初めて見た」と驚いている。
十日ごろにつぼみを付けた茎が伸びているのに気付いた。
「祖父が植えたのだろうが、詳しくはわからない。子どものころは葉がチクチクするとしか思わず、何の植物かも知らなかった」。
種類を調べ、開花具合をスマートフォンで撮影するのが楽しみになった。
境内の松の木の横にあり、花は鐘のような形で下向きに咲く。二十日には八分咲きとなり、もうしばらく楽しめそう。
泉口さんは「これから毎年咲いてくれたらうれしい」と話した。