「中日新聞」HPより
輪島市河井町の重蔵（じゅうぞう）神社が、御朱印を郵送で受け付け、全国から月に１６０件ほどの申し込みがあるなど人気を集めている。
新型コロナウイルスの影響で遠方から参拝できず「御朱印だけでも受け取りたい」という要望に応えた。
神社は昨夏から境内の松が虫害に遭っており、対策費などの支えにもなっている。
郵送での受け付けは昨年四月に始めた。
御朱印は元々寺社を参拝した証しだが、近年は旅行の記念に集める観光客、愛好者も多い。
同神社ではスタンプや絵で季節の花を表現した「花御朱印」や能登の景勝地を写した「写真御朱印」などデザインが多く、毎月二十種類ほど新作を出している。
絵柄は同神社の禰宜（ねぎ）、能門（のと）亜由子さん（４５）が考えている。
「コロナ禍の前から何度も参拝してくれる方のため、種類を多くしていった。郵送を受け付けてからは北海道から沖縄まで、全国から御朱印帳が届く」と話す。
写真共有アプリ「インスタグラム」などで画像が拡散されたのが、知名度が上がった理由ではないかと推測する。
神社ではコロナによる参拝客の減少に加え、松くい虫による松への被害が痛手となっている。wajimatime.hatenablog.com十数本を伐採し、さらに二十本は被害を食い止めるために切らなければならない。
約五十本には防虫剤の点滴も必要で、費用は総額五百万円ほどかかる見込み。
御朱印のうち「奉賛」とあるものは、金額の一部を松の復興に充てる。
能門さんは「御朱印は、本来なら直接お渡ししたいもの。コロナ収束後に輪島を訪れて、ぜひお参りしていただきたいです」と願っている。
御朱印の郵送は同神社のホームページから受け付けており、絵柄の写真も確認できる。
五百〜二千円で受け付け、送料別。コロナが収束するまでは続けるという。
御朱印は下記リンク先にて購入できます。
「御朱印」の新作等の情報は「重蔵神社」さんのInstagramで見ることができます。
重蔵神社
重蔵神社は奥能登の中心地・輪島市の市街地のほぼ中央、日本海に面した河井町に鎮座しています。
河井町約1,800戸の産土神として仰がれるばかりでなく、平安時代中期に編纂された「延喜式」の神名帳にある鳳至比古（ふげしひこ）神社、あるいは辺津比咩（へつひめ）神社にあてられ、鳳至一郡の総社として重きをなしています。
