「中日新聞」HPより
能登空港(輪島市三井町洲衛)で、国内外の障害のある子どもたちの絵を集めた「世界の子供たちのアート展」が開かれている。十四日まで。
全国の障害者団体役員や航空会社などでつくるインクルージョン実行委(東京都)が、共生社会の実現を目指す取り組みとして主催。
国内外百団体から集まった作品千点を、全国二十八空港に分散し、巡回展示している。
空港での実施には、世界各地から人が集まる場で障害児への理解を深めてもらう狙いがある。
能登空港では百二十点以上を展示する。
新型コロナの収束を願い、疫病退散に御利益があるとされる妖怪アマビエを描いたり、クワガタやシャチなど生き物を題材にしたりと作風は自由。
米国やドイツ、インドネシアからも作品が寄せられている。
実行委員長の南北ちとせさん(45)は「障害児童が輝く場として、そして新型コロナで疲弊した地域を盛り上げるため、来年以降も続けていきたい」と話した。