「中日新聞」HPより
輪島市河原田小学校の三〜六年生十四人が十六日、茶道を体験した。
金沢市の茶道裏千家正教授、山本宗茂（そうも）さん（６９）を招き日本文化への理解を深めた。同校近くの横地町ふれあいセンターの和室で、児童たちはおじぎの作法から学んだ。
床の間には「一期一会」と書かれた軸が掛けられ、ユリとアマリリスが生けられた。
山本さんは「軸には変わらない大事な言葉が書いてある。一方で花は咲いたり散ったり毎日変わっていく。軸や花の見方も覚えよう」と説明した。児童たちは作法にのっとってお茶会を体験。
左手に皿を持って和菓子を切り分けて食べたり、「お点前頂戴します」とあいさつして抹茶を飲んだりした。同校の教員が山本さんの教室で学んでいることから、児童たちにも体験してもらうことになった。
六年寺田龍生（りょう）君（１１）は「正座してお茶をたてるのはちょっと大変だった。あいさつやおじぎを大切にしたい」と話した。
