「中日新聞」HPより
能登半島地震の被災地でソフトテニスに取り組む小学生ペア2組が、8月に岡山市で開催される全日本小学生選手権への出場を決めた。
地震で練習も制約を受ける中、被災地を勇気づける活躍を見せようと意気込んでいる。出場するのは、輪島市の輪島ジュニアソフトテニスクラブの卯木瞭光(うのきあきみつ)君(11)=同市河井小6年、渡辺椿君(11)=中能登町鹿島小6年=のペアと、穴水町ソフトテニス教室の丸山太慈君(11)=同町向洋小6年、石垣暁斗君(11)=同町穴水小5年=のペア。
6、12日に開かれた県大会で輪島のペアが2位、穴水のペアが3位に入り、県代表に選ばれた。
2年連続の出場となる輪島のペアは市内の練習場所が被災。
現在は穴水町や宝達志水町のクラブに交じって練習に励んでいる。
地震の影響で2組とも1、2月はほとんど練習できなかった。厳しい状況下でつかんだ全国出場。
卯木君は「最後まで諦めない」、渡辺君は「一勝でも多く勝つ」と前回を上回る成績を誓う。
初出場の丸山君は「できることを思いっきりやる」、石垣君も「負けても心を切り替え頑張る」と力強い。県男子代表の監督、滝井元之さん(79)は「はつらつとしたプレーで、被災地の人たちを元気づける活躍を見せてほしい」と期待する。
大会はダブルスの個人戦が8月2、3日、団体戦が同3、4日にある。