輪島たいむす

石川県輪島市の情報をゆる~く紹介していきます

【甲子園交流試合】「航空石川 - 鶴岡東」試合結果とネットニュース等のまとめ

2020年 甲子園高校野球交流試合『日本航空高等学校石川 - 鶴岡東高等学校』

「Sportsnavi」HPより

baseball.yahoo.co.jp

f:id:wajimatime:20200817164300j:plain

mainichi.jp

f:id:wajimatime:20200817172959j:plain

baseball.yahoo.co.jp

【戦 評】
鶴岡東は2点を追う3回表、2死満塁から吉田の適時打で試合を振り出しに戻す。
その後1点を勝ち越して迎えた8回には、小林の適時打で追加点を挙げた。
投げては、先発・阿部が7回3失点の力投。
敗れた日本航空石川は、最終回に2死満塁の好機をつくるも、あと1本が出なかった。

試合後のインタビュー

「Sportsnavi」HPより

baseball.yahoo.co.jp

「Yahoo!ニュース(センバツLIVE!)」HPより

news.yahoo.co.jp

f:id:wajimatime:20200817165900j:plain

 ◇嘉手苅、田中は「2人とも合格点」
相手ミスもあって点を取れたものの、二回の無死二、三塁に1~3番の上位打線で追加点を奪えなかったことで流れがつかめなかった。

(鶴岡東の先発・阿部駿介投手のような)左の横手投げは対戦経験がなく、打てそうで打てない。
相手の術中にはまってしまった。
相手の打線はスピードにも負けず個々のスイングが強かった。
印象通りの打撃のチームだった。

嘉手苅(浩太投手)はスピードも変化球も本来の投球で、田中(颯希投手)もリズム良く投げた。
2人とも合格点。
このチームは主将の井口(太陽選手)を中心にまとまることで成長してきた。
いいチームになった。
新型コロナで難しい年だったが選手たちは人生につながる経験をした。
下を向かず前を向くことを学んでくれた。

news.yahoo.co.jp

f:id:wajimatime:20200817170344j:plain

◇幼なじみの好投、もっと支えたかった
勝てず、自身の結果も出せず悔いが残るが、結果に出ないところでチームのために最後まで声を出すなどキャプテンとして引っ張ることができた。

(2点を追う九回2死一塁から四球を選んで好機を作り)自分が決めたいという思いもあったが、いいバッターが後ろにいるのでつなごうとした。
負けたが最後まで諦めなかった。
(幼なじみの)嘉手苅(浩太投手)がいいピッチングをしてくれて支えなければいけないのに自分が結果を出せず、申し訳ない気持ち。

(鶴岡東の阿部駿介投手は)変則のピッチャーだったので打ちづらかったが何打席もあったのに修正力がなく、力不足だった。
バスに乗って甲子園が見えた瞬間に「甲子園や」とわくわくした。
甲子園は一番楽しい試合やったなと思う。

嘉手苅浩太 選手

「Yahoo!ニュース(スポーツ報知)」HPより

news.yahoo.co.jp

f:id:wajimatime:20200817171149j:plain

日本航空石川の191センチ、106キロの巨漢右腕・嘉手苅(かてかる)浩太が存在感を見せた。
最速148キロに及ばなかったが、大きな体で投げ下ろし、3回には145キロで奪三振。
狙った150キロは逃したが「甲子園はデカかった。憧れの場所で投げられて良かった」
昨秋に右肘を痛めて一時は三塁手に転向も、今春の休校中に地元・姫路市に帰った際、フォームを改良し克服してみせた。

この日は先発5回4失点で敗戦投手となり「張られていた真っすぐで押して打たれるところがまだまだ」と反省。
中谷仁人は「すごい投手なので自分も成長できた」と巨漢エースに感謝した。

最近、甲子園の巨漢選手では19年夏の中京学院大中京・赤塚健利が193センチ、103キロ。
身長では12年春夏の大阪桐蔭・藤浪晋太郎(197センチ)、体重では13年春の菰野・吉冨大輝(119キロ)が目立ったが、嘉手苅も見劣りしない。
「プロ志望届は出します。目標は大谷(翔平)投手(193センチ、95キロ)」と前を向いた。

田中颯希 選手

「Yahoo!ニュース(センバツLIVE!)」HPより

news.yahoo.co.jp

f:id:wajimatime:20200817165202j:plain

六回の登板前、日本航空石川の先発・嘉手苅から「粘ってくれ。後はお前に託した」と声を掛けられ、田中は意気に感じた。
かつて嘉手苅のことを「(野球をしている)世界が違う」と思っていたからだ。

先頭の小林を外角低めの142キロの直球で見逃し三振に仕留めるなど外角中心の配球で打たせて取り、4回1失点。
勝てなかったが「一番いい投球ができた」と満足げだった。

入学時、球速は130キロにも届かなかった。
一方、嘉手苅は大型右腕として1年春から試合で投げていた。
嘉手苅のいるAチームがグラウンドで練習する時、田中がいるBチームは雨天練習場やラグビー場。
「あまり話す機会がなかった」と遠い存在だった。
それでも背中を追い、クイック投法などでフォームを矯正すると、昨秋には球速が143キロに到達。
嘉手苅がけがで投げられない中、北信越大会でチームを準優勝に導いた。

今夏は復活したライバルに背番号「1」を取られた。
でも、そこまで悔しくはない。
嘉手苅から厚い信頼を置かれ、周囲からは「ダブルエース」と呼ばれるまでの存在に成長できたからだ。
甲子園という最高の舞台で、日本航空石川の二つの翼が羽ばたいた。

天羽柊人 選手

「Yahoo!ニュース(朝日新聞)」HPより

news.yahoo.co.jp

f:id:wajimatime:20200817171836j:plain

甲子園高校野球交流試合で、16日に登場した日本航空石川の天羽(あもう)柊人三塁手(3年)は、一度は引きこもり、野球から遠ざかったことがあった。
転校とブランクを経て、最後に最高の舞台に立った。

小学生の頃から野球に熱中した。
甲子園を目指し、兵庫県宝塚市の実家を離れて山梨県内の強豪校に入学。
だが、野球部内の人間関係に悩んだ。
半年後、家族のグループLINEに投稿した。
「俺、野球辞めるわ。ごめん」

実家に戻った。
空腹なのに食事はのどを通らない。
自分の部屋に閉じこもり、寝るか、スマートフォンを見るだけ。
昼夜が逆転することもあった。
「人生めっちゃきつかった」
父の誠さん(55)も「ひどく落ち込んでいた」と振り返る。

中学時代のライバルに連絡をとった。
日本航空石川(石川県輪島市)に進んでいた井口太陽君(3年)や嘉手苅浩太君(同)ら。友人たちとLINEでやりとりするうちに、心のどこかにあった「野球がしたい」という思いがよみがえった。

昨年1月、日本航空石川に転校した。
ただ規定で、転校後の1年間は公式戦に出場できない。
「また辞めることになってしまわないか」と不安になることもあった。
中村隆監督(36)の「諦めずにやったら報われるぞ」という言葉を胸に、黙々と練習を続けた。

しかし、ようやく出場がかなうはずだった春の選抜大会は中止になり、夏の選手権大会も中止に。
やきもきしながら再び実家で過ごしていたが、6月に入り県の独自大会や交流試合の開催が決まった。

初めての公式戦となった県の独自大会は全5試合で先発出場。
優勝に貢献した。

そして迎えた甲子園。
この日、初回の守備についた時、土に指で「絶対勝つ」と書いた。
強い当たりに飛びついて送球した。3回巡ってきた打席では、全力で振り切った。

チームは敗れたが、試合後に言った。「最高に楽しかった」

これで高校野球は一区切りだ。
家族、仲間、監督。多くの人に「ありがとう」と伝えたいと思っている。

渡辺直斗 選手

「Yahoo!ニュース(スポニチ)」HPより

news.yahoo.co.jp

日本航空石川の渡辺直斗内野手(3年)は16日の鶴岡東戦(3―5敗戦)を最後に選手生活に区切りをつけた。
卒業後は日本航空大に進み学生コーチとして母校に戻る予定で、熱い思いを後輩に伝えていく。

2つ上の兄・拓也さん(20)の影響で野球を始めた。
東京の親元を離れ日本航空石川へ進学。
1メートル64、65キロで今大会ベンチ入りした20人の中では最も小柄な選手。
入学当初は県外から集まる同期との体格差に「ついていけないなと思った」と振り返るが、努力を積み重ねてきた。
毎日2時間の自主練習はもちろん、自分の打撃フォームを動画撮影し自己分析を重ねた。
さまざまな種類の打ち方を試し、投手に合わせたバットの出し方などを研究。
昨秋に初めてメンバー入りすると公式戦6試合で12打数7安打の打率・583、5打点の数字を残した。

コロナ禍で実家に戻っていた時に夏の甲子園大会中止が決定。
「気持ちが沈んだまま寮に帰ってきて、気持ちの切り替えが大変でした」というが、今まで同様の努力で苦難を乗り越えてきた。

この日は8回から三塁守備に就いたが守備機会はなく9回は代打を送られた。
「負けてしまったけど、大きい舞台で戦わせてもらってすごくうれしい」
初めてプレーした聖地に「緊張感だったり、ピリピリした雰囲気が他の球場とは全く違った」と感激した。

来春から立場は変わるが、甲子園を目指す気持ちに変わりはない。
「悔しい気持ちを糧にした結果、メンバーをつかみ取れた。その経験を生かして最後まで諦めない気持ちを伝えたい」
多くのこと学んだ3年間を「還元」しながら、自身もさらに成長していく。

試合後のSNSでの感想