輪島たいむす

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輪島高校の生徒の皆さんが輪島工房長屋で輪島塗の制作を体験しました

「中日新聞」HPより

www.chunichi.co.jp

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輪島高校(輪島市)の2年生9人が23日、同市河井町の輪島工房長屋で、輪島塗の制作を体験した。
輪島漆器青年会が主催し2年目。
約半年かけて制作に励む生徒たちは、おわんの縁などを補強する下地の作業に取り組んだ。
輪島塗伝統工芸士会の余門晴彦会長(58)が講師を務めた。
余門さんは漆と米から作ったのりを混ぜ合わせ、「こうすることで、のりが漆の乾燥を助ける」と説明。
生徒らは出来上がった漆を細長い麻布に染み込ませ、着せ物棒と呼ばれる竹製の道具でわんの縁に貼り付けた。
余分な漆は手袋を着けた指でなでるように取り除いた。
天野杏香さん(16)は「布を持ち上げて貼り付けるのは滑って難しかったのに、職人さんはすぐに仕上げて魔法みたいだった」と驚いていた。
余門さんは「輪島に生まれ育つ子どもたちには、輪島塗の作業や職人の心を知って世の中に出てほしい」と願った。
次回は11月中に下地作業の続きを予定する。