「NHK NEWS WEB（石川 NEWS WEB）」HPより（リンク先に動画あり）
来年春に輪島市の小学校を卒業する６年生が、卒業記念品として渡される輪島塗のパネル作りに取り組みました。
輪島市は、子どもたちに地域の伝統工芸に親しんでもらおうと、市内すべての小学校の６年生に卒業記念品の輪島塗のパネルを制作してもらっています。
９日、河井小学校と大屋小学校の６年生あわせて３８人が県輪島漆芸美術館を訪れました。
子どもたちが作るのは、長方形の黒い漆塗りの板に溝を彫り、漆と金粉を埋めて模様を描く「沈金」のパネルです。
子どもたちは沈金職人に教わりながら、事前に紙に描いてきた思い思いの図柄をカーボン紙で板に写し取り、専用の“のみ”を使って慎重に彫っていきました。
最後に職人に漆と金粉を埋めてもらってパネルが完成すると、友達どうし、うれしそうに見せ合っていました。
河井小学校の女子児童は「溝を掘る力加減が難しかったですが、楽しくできました。完成したパネルは部屋に飾ろうと思います」と話していました。
子どもたちが制作したパネルは、来年２月に美術館で展示されたあと、それぞれの小学校の卒業式で６年生に記念品として手渡されるということです。
「輪島市立河原田小学校（河原田トピックス♪）」HPより
６年生は卒業制作のために漆芸美術館へ行ってきました。
自分で描いた下描きをパネルに写し、丁寧に掘りました。
どの子も集中して取り組みました。
金粉を入れてもらうと、一段と素敵な作品になりました。
お世話してくださった、輪島市の皆様、輪島沈金業組合の皆様、美術館の皆様、どうもありがとうございました。
