輪島たいむす

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今年も形を変えながらも伝統行事「もっそう飯」が行われました

「HABニュース」HPより

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コロナ禍の影響で形を変えながら受け継がれています。
輪島塗のお椀に盛り付けた山盛りのご飯を食べて先祖をしのぶ伝統行事、「もっそう飯」が輪島市で行われました。

輪島市久手川町に伝わる伝統行事「もっそう飯」
江戸時代、厳しい年貢の取り立てに苦しんだ住民が、年に一度、役人の目を盗んでご飯をたらふく食べたのが始まりとされています。

「もっそう」とは、ご飯を盛り付ける円筒状の木枠です。
輪島塗のお椀に5合のご飯が盛り付けられました。

コロナ禍の前は、早朝に住民が集まって食べていましたが、感染防止のため、それぞれの家まで届けることになりました

地区にあるお堂には、住民たちが、「もっそう飯」やおかずを供え、手を合わせていました。
コロナ禍の影響で形を変えながらも、「もっそう飯」の伝統は、受け継がれていきます。

もっそう祭り

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年に一度の贅沢

昔々、年貢の取り立てで苦しんでいた農民が、密かに集まって隠し田で収穫した米を年に一度だけ腹いっぱい白い米を食べたのが始まりとされています。
「もっそう」と呼ばれる木枠を使って輪島塗の朱色の椀に5合の白米を高さ18cmに盛り付けます。

みんなで食べるおかずは、大根・人参・胡麻の酢和え、ごぼうの南蛮味噌和え、わらびの辛子味噌和え、豆腐とメギスの団子汁など。
昔は、一杯8合のご飯を盛っていた時もあった。
現在は、5合くらいだがほとんどの人が食べきれずに持ち帰る。

年々、地区の世帯は減少し、現在は15世帯が持ち回りで当番の家を決め、伝統を守っている。