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輪島市の大川浜地区で隆起した海岸を活用する仮設道路の工事が始まりました

「中日新聞」HPより

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能登半島地震による土砂崩れで寸断した国道249号のうち、石川県輪島市の大川浜地区と珠洲市の逢坂トンネル付近の2カ所で今月、海岸隆起に伴って現れた陸地部分などに仮設道路を建設する工事が始まった。
13日に国土交通省能登復興事務所が工事現場を公開した。
開通時期は未定だが、完成すれば、半島北部の沿岸部の往来が可能になり、復旧工事や生活再建の弾みとなる。

隆起した海岸を活用する仮設道路建設は、5月に開通した輪島市の国名勝「白米千枚田」付近に続く形。
ただ、全長430メートルだった千枚田周辺に比べ、今回の大川浜地区は十数カ所の土砂崩れがあり、通行止め区間は2・8キロ
出入り口がふさがれた逢坂トンネル付近も6カ所の土砂崩れで1・7キロに及ぶ。

工事は隆起した陸地に高さ約2メートルの盛り土を造成し、アスファルトを敷設する。
大川浜では8万立方メートルが必要になる見通しのため、崩落場所から削り取った土砂を海岸までダンプカーで運ぶ作業が繰り返されている。
能登復興事務所谷俊秀・技術統括マネージャー「工期を短くするため、土砂を再利用した方が効率的」と話した。

逢坂トンネル付近は隆起した陸地部分の幅が狭い箇所があるため、難工事が予想される。
隆起部分に盛り土したり、崩落場所を切り土したりして「通せる場所を縫うように道を造る必要がある」という。
いずれも土砂崩れ現場近くの作業となり、危険を伴う。

国道249号を巡っては、地震で計5区間で通行止めとなった。
内陸部の2カ所のうち、輪島市門前町の中屋トンネル付近は復旧工事が進められ、珠洲市の大谷トンネル付近は今のところ工事着手の見通しが立っていないという。

「国土交通省 能登復興事務所」Xより