輪島たいむす

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今年の「如月祭」も無事に閉幕しました

「中日新聞Web」より

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輪島市河井町の重蔵神社に伝わる如月(きさらぎ)祭(県指定無形民俗文化財)の神事の一つ「蟇目(ひきめ)式」が六日、祭に奉仕する町内の当番宅(当屋)前で営まれ、氏子らが邪気をはらう矢を見つめながら地域の繁栄を願った。
一九七二年度生まれの氏子で構成する組織「子丑松友(ねうししょうゆう)会」の木村隆明会長(47)や会員らが参加。紋付きはかま姿の木村会長らは、当屋のやぶ朝市店でおはらいを受けた後、当屋の前に移動し、神事を見守った。
神事では、能門重矩(のとしげのり)宮司が輪島塗の台から弓と矢を手にし、東西南北の空に矢を射るしぐさをして邪気をはらい、最後に恵方とされる東の方角に矢を放った。
式後には、会員らが木遣(きや)り唄や伊勢音頭を唱和し、地域の発展を祈願した。

「北國新聞」HPより

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輪島市河井町の重蔵神社に伝わる石川県無形民俗文化財「如月(きさらぎ)祭」の献備(けんび)式は7日、同町で営まれた。
白い紙で口元を覆った紋付き袴(はかま)姿の男衆が、低い掛け声と下駄の音を響かせながら、暗闇の中を進み、五穀豊穣を願った。
午前0時、祭りに奉仕する数え年47、48歳の古当(こうとう)組「子丑松友会」の会員ら約20人が、神社に奉納する赤米や鏡餅などを手に、今年の当屋の木村隆明会長(47)が経営する「やぶ朝市店」を出発した。
一行は「オー、オー」と声を合わせて市街地を練り歩いた。
神社境内に入ると、御供米(ごくまい)が入った大飯櫃(めしびつ)を背負った人は後ろ向きに進み、献上物を拝殿に届けた。
会員は拝殿で「輪島まだら」を唱和し、「伊勢音頭」を歌いながら当屋へ戻った。

「中日新聞Web」より

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輪島市河井町の重蔵神社に伝わり、地域の繁栄などを願って一日から営まれていた「如月(きさらぎ)祭」(県指定無形民俗文化財)は七日、祭に奉仕してきた氏子組織の当番宅(当屋(とうや))で、来年の祭に奉仕する氏子組織への引き継ぎ神事「御当(おとう)神様渡し」などが営まれ、七日間の祭の幕が閉じた。
来年も繁栄かなうよう 子丑松友会から輪和会へ
今年の祭に奉仕してきた一九七二年度生まれの氏子で組織する「子丑松友(ねうししょうゆう)会」の会員と、来年奉仕する七三年度生まれの氏子による「輪和(りんわ)会」の会員が向かい合って正座。
神具について記された目録の読み交わしでは、子丑松友会の木村隆明会長が、輪和会の福光英徳会長に何度も復唱させるなどして祭に奉仕する精神を厳しく教えた。
同日午前零時からは、子丑松友会が祭の期間中に準備した献備物(お供え物)を神社に納める神事「献備(けんび)式」も営まれ、白い紙で口を覆った同会の会員らが献備物を手に神社を目指して夜道を練り歩いた。
如月祭は、五百年以上前から伝わる神事で、奉仕する氏子組織の会員は一日から毎朝神社を参拝し、献備式に供える米や餅などの準備を進めていた。