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輪島朝市の除名訴訟 「処分は定款違反」地位認める

「YAHOO!ニュース(MRO北陸放送)」HPより(リンク先に動画あり)

news.yahoo.co.jp

石川県輪島市の観光名所「輪島朝市」の組合で、不当に除名されたとして男性2人が組合員の地位の確認を求めた訴訟で、金沢地裁は27日、2人の訴えを認めました。

この裁判は去年3月、輪島朝市組合で地域団体商標の取得をめぐり「議事を混乱させ妨害した」として組合から除名処分を受けた原告の男性2人が、組合員としての地位の確認とおよそ565万円の損害賠償などを求めたものです。

27日の判決で押野純裁判長は、除名処分が組合の定款に定めた手続きを欠いているなどとして、無効だとしました。
そのうえで組合に対し、慰謝料と、出店できずに失った利益合わせておよそ59万円の支払いを命じました。

組合員の地位が認められた原告2人は判決の後、金沢市内で会見し、嘉美嘉朋元副組合長は「分裂したままでは絶対だめだと思う。すぐには回復しないと思うが、努力は惜しまずやっていきたい」と話しました。

問題をめぐっては、ほかの組合員や市などからも朝市のイメージダウンを懸念する声が上がっていました。

組合は12月8日に新しい組合長を選出し、分裂が進んだ組織の正常化を図りたい考えです。