輪島たいむす

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輪島崎町で厄よけを願う神事「面様年頭」の「おかえり面様」が営まれました

「北國新聞」HPより

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国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に「能登のアマメハギ」の一つとして登録された「面様年頭(めんさまねんとう)」の「おかえり面様」は20日、輪島市輪島崎町で行われた。
奇面を着けて「面様」となった児童が家々を回り、住民は家内安全や新型コロナの収束を祈願した。

地元の鳳至小4~6年生の児童4人が2人一組となり、午前と午後に交代で面様に扮(ふん)した。
「串柿(くしがき)」「女(じょ)郎(ろう)」と呼ばれる夫婦面を着け、輪島前(さき)神社でおはらいを受けた後、海側から約100軒を巡った。

各家の玄関戸をサカキの枝でたたいて厄払いし、付き添いの児童が「面様年頭」と叫んで来訪を告げた。
家人は座敷に上がった面様に年賀のあいさつをして初穂を納めた。

面様を迎えた柿花子さん(77)は「豊漁とコロナ収束を願った」と話した。
面様年頭は室町時代から伝わるとされ、14日には山側から回る「おいで面様」が行われた。

面様年頭

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wajimanavi.jp

厄よけの神事 面様年頭
輪島崎町に古くから伝わる厄よけの神事の面様年頭。
1月14日(おいで面様)と1月20日(お帰り面様)が行われます。

怪奇な男面(串柿面)と女面(女郎面)と狩衣をつけサカキの枝を持った夫婦神をかたどった小学生2人に供人がつき、氏子の家々を訪れ、面様は一切言葉を発しないのが習わし。
まず、玄関をサカキの枝で強くたたいて清め、家に上がり、神棚をお払いします。
家人から「面様おめでとうございます」と年賀の挨拶を受け差し出されたお初穂を受け取り家を出ます。

14日は河井町重蔵神社でも行われるが、こちらは少し趣が違うものとなっています。