輪島たいむす

石川県輪島市の情報をゆる~く紹介していきます

「みい里山百笑の会」さんが三井地区の空き家活用に向け実態調査を行っています

「YAHOO!ニュース(北國新聞)」HPより

news.yahoo.co.jp

f:id:wajimatime:20210319181650j:plain

輪島市三井地区の有志でつくる「みい里山百笑(ひゃくしょう)の会」は12日までに、地区内で増加する空き家の利活用に向け、実態調査に乗りだした。
家の状態や、所有者に賃貸もしくは売却の意向があるかなどの情報を集約し、「移住の窓口」として希望者らとの橋渡しを目指す。
物件探しを円滑に進められる態勢を整え、山間部の豊かな景観に恵まれた里山に転入者を呼び込み、地域活力の維持につなげる。

調査は百笑の会の移住定住部が担当している。
2014年に東京から三井地区に移住し、古民家を再生して宿泊施設などを営む山本亮さん(34)らが中心となって取り組んでいる。

山本さんは移住に関する相談を受けることがあったが、紹介できる物件情報が少なく、もどかしさを感じていたという。
今後も空き家の増加が見込まれる中、地区全体で活用策を考える機会が必要と感じ、調査を行うことを決めた。

昨年9月に地元区長の協力を得て始め、これまでの聞き取りや現地確認で、住宅総数約600軒の15%に当たる約90軒が空き家になっていることが分かった。

今後、所有者の意向などを調べてデータベースを作り、移住希望者らの相談に応じられるようにすることを目指す。
空き家の中には遠方に住み、なかなか足を運べない所有者もおり、家屋の維持管理に向け、換気など地元で協力できることについても話し合う。

三井地区の人口は日本航空学園の生徒や学生ら関係者を除くと1143人(今年3月1日時点)で、10年前から405人減った。
14年には三井中が閉校するなど過疎が進んでいるが、林業で栄えた土地柄から住宅の間取りは比較的広く、巨大な柱や梁(はり)が特徴的な古民家も数多く残っている。

14日には地元向けに三井公民館で空き家問題を考える勉強会を開き、調査報告をはじめ、市の補助制度、空き家を活用した移住促進に取り組む七尾市高階地区の事例などを紹介する。

山本さんは「信頼関係を築き、所有者の相談にも乗れる態勢をつくりたい」と話した。
三井地区の区長会長を務める坂本富士雄さん(69)は「独居の高齢者も多く、空き家は今後も増えていく。活用について住民全体で考えるきっかけにしたい」と話した。

みい里山百笑の会

f:id:wajimatime:20210319182103p:plain

「みい里山百笑の会」Facebook

「百の小さな生業と百の笑顔があふれるまち」をコンセプトに輪島市三井町で新たなライフスタイルづくりにとりくむ『みい里山百笑の会」のページです。