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「スイセンの里」西山町大西山地区で「ヒマワリ」が大輪の花を咲かせてるよ (*゚∀゚*)

「北國新聞」HPより

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輪島市西山町大西山地区の耕作放棄地で昨年からヒマワリを育て始めた地元有志が今年、面積を3倍の60アールに広げ、山あいの小さな集落の景観に彩りを添えている。
コロナ禍で行事が中止となる中、全17世帯に種を配り、ヒマワリの背丈を競うコンテストも初めて行った。
暑さに負けず大輪の花を咲かせる姿は、感染拡大で旧盆に子や孫に会えない寂しさを抱える住民に癒やしを与えている。

市街地から東に約20キロ離れた大西山地区は、毎年4月に数万株のスイセンが咲き誇る「スイセンの里」として知られている。
住民約40人の大半は80歳以上と高齢化が著しく、過疎化が進み、耕作放棄地は年々増えている。

里山の保全を目的としたヒマワリ畑は、スイセンが咲く時期以外も花を楽しめるようにしたいと考え、小谷泉喜(みつよし)前区長(69)ら有志が昨年、20アールの放棄地を開いて取り組んだ。
今年は合わせて田畑11枚分となる60アールで進め、5、6月に種をまいた。

地区では例年8月上旬に開いている恒例のバーベキュー大会や8月13、14日の夏祭りの神輿(みこし)巡行が昨年に続いて中止となった。

旧盆の前後に住民が参加して楽しめる機会が設けられないかと、釜谷宣彰(のりあき)区長(65)が「ひまわりコンテスト」を企画。
各世帯に種を約150粒ずつ配り、ヒマワリは家の庭先や畑などで住民の背丈の倍以上に育ち、花を咲かせた。

4メートル近いヒマワリを育てた坂本春雄さん(81)と妻澄子さん(71)が1位に輝いた。
坂本さんは「今年も県外に住む孫や子どもたちは帰って来られないが、一生懸命に育とうとするヒマワリの姿に元気をもらっている」とほほ笑んだ。

釜谷区長は「コロナ禍でいつも通りのイベントはできないが、少しでも気持ちが明るくなってくれればうれしい」と話した。

輪島市西山町大西山地区