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5月に古民家を再生した宿泊施設「里山まるごとホテル構想」が開業

「北國新聞」HPより

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輪島市三井町一帯をホテルに見立てた「里山まるごとホテル構想」の核となる宿泊施設が5月、三井町新保で開業する。
2014年に東京から山間部の三井に移住し、地域ビジネスを展開してきた山本亮さん(32)を中心に、30代の男性たちが建築や宿泊の知見を集め、築約150年の古民家を再生する計画。
1日1組がゆったりと里山暮らしを体感できる観光を提供し、移住を考えるきっかけを作る。
山本さんが起業した地域ビジネスの株式会社「百笑(ひゃくしょう)の暮らし」が12月に取得した。
宿の名は以前の住民の屋号から「里山まるごとホテル中右衛門(なかよも)」に決めた。
建築設計は、金沢で町家再生の実績を積み、昨年5月に輪島へ移住した「奥能登アーキ」管理者で1級建築士の越田純市さん(33)が担う。
宿泊は1組最大6人を想定する。
長期滞在も受け入れる。
三井町小泉の交流施設「茅葺庵(かやぶきあん)三井の里」で「百笑の暮らし」が地元産品の食事を提供し、山本さんの案内で近隣を巡って住民と交流するミニツアーも予定する。
管理や接客、運営は、金沢市内で宿泊事業を展開する「こみんぐる」(同市)取締役、林俊伍さん(33)が助言する。
同社が金沢以外の施設に関わるのは初めてで、林さんは「能登と金沢を行き来する観光を実現したい」と語る。
昨年11月には「里山まるごとホテル構想」が、世界三大デザイン賞の一つ「レッドドットアワード」(事務局・ドイツ)で表彰された。
構想では、茅葺庵三井の里を中心に、中右衛門や近隣の農家民宿を含めた三井全体の観光振興を図る。
山本さんは「ここが里山暮らしの入り口となり、能登へ移住を考える人が現れればうれしい」と長く温めてきた夢を膨らませている。

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