輪島たいむす

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輪島市に夏到来を告げる海女さんの素潜り漁が解禁されました d(゚ω゚o)

「YAHOO!ニュース(北陸新幹線で行こう! 北陸・信越観光ナビ)」HPより

news.yahoo.co.jp

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輪島市に夏到来を告げる海女(あま)の素潜り漁が1日、解禁され、初日は約120人がイシモズク計約2・8トンを水揚げした。
アワビとサザエの漁は2日から始まる予定で、コロナ禍の昨年は漁期を約1カ月半残して切り上げたため今季は資源量が多いと見込む。
国の重要無形民俗文化財「輪島の海女漁の技術」を担う海女たちは「おいしく育った奥能登の夏の味覚を届けたい」と豊漁に期待を寄せた。

〈初日はモズク2・8トン〉

輪島の海女漁は、輪島沖の舳倉(へぐら)島や七ツ島を主な漁場とし、7~9月にアワビやサザエを採取する。

同市海士町(あままち)磯入り組合によると、舳倉島で暮らす海女約30人は主にアワビ、サザエ漁を行っているが、数日前にコロナワクチン接種を受けたため、体調を考慮して漁の開始日を2日以降とした。
これに輪島市本土の海女が足並みをそろえ、初日はイシモズク漁のみに専念することにした。

1日は午前7時ごろから本土の海女約120人が輪島港から出漁。
沿岸の水深7~8メートルに潜り、石や岩石の表面に付着するイシモズクを採取した。

今年は同組合が6月に行った資源量調査でイシモズクが少なかったことから、1日1人15キロまでと制限が設けられた。

昨年はコロナ禍による外出自粛や飲食店の休業を受け、取引価格が低迷。
450年以上の歴史を誇る伝統の素潜り漁が、漁期途中で初めて中止された。

県漁協輪島支所によると、昨年の輪島、舳倉島両港を合わせた水揚げ量は、アワビが前年の約2割となる約509キロ、サザエが前年の3割弱の約3・6トンにとどまった。

素潜り漁のみで生計を立てている海女も多く、輪島の海女漁保存振興会の池澄幸代会長(58)は「海女は海に入ってなんぼ。昨年の不振を挽回し、一人でも多くの人に輪島の海の幸を届けたい」と意気込んだ。

重要無形民俗文化財『輪島の海女漁の技術』

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www.city.wajima.ishikawa.jp

本件は、石川県輪島市に伝承される、女性たちの素潜りによる漁撈の技術である。
岩礁のある沿岸を主たる漁場とし、貝藻類等を対象に、息をこらえて潜水し、その身一つと簡易な道具によって、伝統的な採取活動を今日に伝えている。
同種の技術としては、昨年度指定された「鳥羽・志摩の海女漁の技術」に続き2件目で、従事者数では全国で2番目(約200人)となる。
技術の特色としては、身体能力に個々の差異はあるにせよ、様々な漁獲物の採取方法や自然環境の認知の仕方等、常に集団を基本に継承している点にある。
また、それらに伴う周辺習俗もよく残しており、我が国の海女漁を理解する上で重要である。

www.ikwajimagyokyo.jp