輪島たいむす

石川県輪島市の情報をゆる~く紹介していきます

『オーディオ機器』(。 ・ω・)『輪島塗ver』(;゚д゚)

「中日新聞」HPより

www.chunichi.co.jp

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七尾市に移住した元半導体メーカー技術者の米国人男性ジョナサン・ナイトさん(54)が、輪島塗など能登の伝統工芸を生かしたデザインの高級オーディオ機器開発に取り組んでいる。
来年に国内外で売り込む予定で、「日本的な素朴で美しい見た目は世界で評価される。音質的にも優れた商品を作り、日本文化の発信にもなれば」と意気込む。
販売準備を進めるのは、音を出すための信号を増幅させる装置プリアンプ。
愛好家に人気が高いオープンリール式テープとLPレコードを再生できる仕様にする。
縦十五センチ、横四十センチ、奥行き四十センチで、予定価格は四百万円。
装置の特徴は、昔ながらの部品、真空管を組み込むことで、人間が不快に感じる音のひずみを減らしたこと。
真空管アンプは欧米では廃れたものの、日本では根強いファンがいるといい「来日し、友人に聴かせてもらい魅力を再確認できた。この国のオーディオ文化が商品を作る際の土台になっている」と語る。
装置を覆う箱に輪島塗を採用し、自身設立の会社のロゴを沈金で施す予定。
市場には派手な色や形状の装置が多いため、シンプルな色合いを特色として生かせるという。

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傷が付いても塗り直して修理も可能。
現在、輪島市の職人と協議を進めており「輪島塗の丁寧で複雑な技の素晴らしさも伝えたい」と話す。
輸入代理店を通じ米国と日本で先行販売し、アジアなどに進出したい計画。
米フロリダ州出身。
母が日本生まれで、日本の暮らしに関心があり、大学院修了後に来日した。
十五年以上半導体メーカーに勤め、一時帰国した後、二〇一八年に七尾市深見町の古民家に住み田舎暮らしを楽しんでいる。
生活で困ったことがあれば地元の人が助けてくれるといい、「販売を始めたら、ものづくり経験がある地元の人を雇用したい。自分の商品が地元への恩返しになればうれしい」と話した。